アルメニア

インドネシアから帰国して10日後、コーカサス地方:アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアへ行ってきました。こんなタイトなスケジュールを組んだ訳ではないのですが、変更が重なり、キャンセルも考えましたが、世界の100年手仕事を巡る旅をテーマにしている事、ワイン発祥の地ジョージアでもあるので、未開の地へ行ってきました。

フランス留学時、語学講座の隣の席の綺麗な女性がアルメニアからの難民だったことがずっと心に引っかかっていました。彼女の3本のペンの1本キラキラ光るボールペンをいつも”セジョリー”と眺めていたら、最後の日に贈呈してくれ、私も彼女に何かをギフトした記憶があり、彼女の立場ならそんな余裕ないと思い、人間の高さに敬服してました。

その後、ずっと忘れていましたが、この旅へ行く前にアルメニアの本を読み、キラキラボールペンの彼女をそして、アルメニア人がバティックを世界に広めた説を思い出しました。ユダヤ人と並ぶ迫害された民族である事はわかりましたが、情報の量が少なくあまり資料もありませんでした。

ワインと手仕事の旅からと思ったら、印象に残ったのは、シルクロードのアゼルバイジャンイスラム教会、数々のキリスト教会をでした。手仕事を探す限界があり、あまり見つかりませんでした。ワインは3国どこも美味しかったです。

でもアルメニアの凄さは女性の美貌もありますが、301年のアルメニア国王がキリスト教を世界初公認、アルメニア正教会への信仰の深さ、バティックを美しいと思う感性がある人々の国だと思いました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アルメニア教会

写真はノアの箱船が漂流したと言われるアララト山大と小、一番感動した聖リプシメ教会、信者さんが祈りを捧げてました。キリスト教前のローマ皇帝ディオクレティアヌスからの求婚を拒んで、聖女フリプシメが40人の修道女と逃れてきて殉教し、祀られてる教会です。

信仰心の強さが美を作るのかなあと思いました。もう一度訪ねたい国、猫までも美貌でした。

本日東京へ移動、4日から三渓園の展示会です。世界の100年手仕事が並びます。https://teshigotoniasobukinshu.jimdo.com